令和3年度 福岡中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 11 32 34 106 213 231 369 330 106
令和3年度に退院された患者様の年齢階級別患者数を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
当院の入院患者様は、70歳代が25.7%、80歳以上が全体の30%とご高齢の方が多くなっています。
また、令和3年度に入院された0歳~10歳代の患者様は10症例未満であり、10代の入院患者様も少なくなっています。新型コロナウイルス感染症流行による生活様式の変化から、前年度に引き続き未就学児の感染症が大幅に減少しているものと考えられます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130XX9900XX 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 41 37.02 17.35 7.32 85.37
050050XX9910XX 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 24 7.79 3.06 - 73.42
030250XX991XXX 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 14 2.00 2.03 - 56.79
070560XX99X00X 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 30.45 14.75 36.36 75.55
050050XX0200XX 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 10 3.70 4.36 - 73.20
令和3年4月~令和4年3月に内科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています。
当院では、心不全や自己免疫疾患に対する治療後、地域包括ケア病棟において在宅復帰に向けた支援を行っています。
狭心症に対する心臓カテーテル検査や、睡眠時無呼吸症候群の1泊入院精密検査も行っています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010160XX99X00X パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 39.00 17.86 7.41 78.37
010090XXXXX0XX 多発性硬化症 手術・処置等2 なし 21 18.57 14.19 - 44.81
010170XX99X00X 基底核等の変性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 43.17 14.19 8.33 69.08
010155XXXXX1XX 運動ニューロン疾患等 手術・処置等2 1あり - - 21.58 - -
010130XX99X4XX 重症筋無力症 手術なし 手術・処置等2 4あり - - 16.34 - -
令和3年4月~令和4年3月に脳神経内科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
当院では、令和2年4月に脳神経センターを開設し、脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気を幅広く診療しています。
パーキンソン病や多発性硬化症などの神経難病の患者様の診療実績が多くなっています。
また、パーキンソン病や多系統萎縮症などの進行性の疾患の方については、急性期の治療だけでなく、地域包括ケア病棟において在宅復帰に向けた支援や退院先の調整を行っています。療養病棟においては長期療養が必要な方の受け入れも行っており、これらの疾患については平均在院日数が全国平均を大きく上回っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100XX01XXXX 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 133 2.25 2.65 - 64.06
060035XX99X0XX 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし 49 1.02 8.04 - 61.51
060102XX99XXXX 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 16 4.25 7.70 - 66.19
060100XX99XXXX 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし - - 2.98 - -
060190XX99X0XX 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし - - 8.74 - -
令和3年4月~令和4年3月に消化器内科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
消化器内科では、大腸内視鏡検査を積極的に行っており、大腸ポリープや結腸憩室症の診断が多くなっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060241XX97XXXX 痔核 手術あり 29 1.10 5.52 - 52.90
060020XX99X7XX 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 7あり 19 2.53 6.54 - 62.37
060020XX99X6XX 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 13 3.23 5.54 - 65.85
060160X001XXXX 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 10 6.30 4.74 - 65.90
060235XX97XXXX 痔瘻 手術あり - - 5.74 - -
令和3年4月~令和4年3月に外科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
外科では、日帰り痔核手術の実績が多くなっています。
また、胃がんなどの悪性腫瘍の患者様に化学療法を実施しています。
鼠径ヘルニア手術などの腹腔鏡手術も行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
07040XXX01XXXX 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 51 29.90 20.63 3.92 65.73
160690XX99XXXX 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 25 38.20 19.34 - 80.72
160620XX01XXXX 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 15 36.67 13.52 20.00 52.13
160620XX02XXXX 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 13 22.46 6.94 - 56.62
070343XX01X0XX 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 12 40.58 20.31 - 70.92
令和3年4月~令和4年3月に整形外科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています。
股関節、膝関節、脊椎の疾患など幅広く診療を行っています。
急性期病棟で手術後、引き続き当院でリハビリを希望される患者様については、地域包括ケア病棟に転棟してリハビリを実施しており、平均在院日数が長くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110XX97XXX0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 78 2.08 2.71 - 77.01
020110XX97XXX1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 13 4.62 4.83 - 74.08
020230XX97X0XX 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし - - 2.94 - -
020200XX9710XX 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし - - 6.14 - -
020250XX97XXXX 結膜の障害 手術あり - - 3.25 - -
令和3年4月~令和4年3月に眼科を退院された患者様を対象にDPCコードを掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
白内障に対する水晶体再建術を多く実施しています。
眼瞼下垂や網膜前膜、翼状片などの手術治療も行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 15 7.93 9.22 - 64.40
080010XXXX0XXX 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 13.07 - -
050180XX99XX0X 静脈・リンパ管疾患 手術なし 定義副傷病 なし - - 14.05 - -
080050XXXXXXXX 湿疹、皮膚炎群 - - 10.28 - -
080100XXXX0XXX 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし - - 11.44 - -
令和3年4月~令和4年3月に皮膚科を退院された患者様を対象にDPCコードを掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
帯状疱疹や蜂窩織炎、うっ滞性皮膚炎などの患者様の入院治療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - 62 1 7
大腸癌 - - - 17 48 - 1 7,8
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者様の数を初発の病期分類と再発に分けて集計しています。初発とは、当院において当該腫瘍の診断あるいは初回治療を実施した場合です。再発とは、初回治療後、当院において診療した場合です。
当院では、胃がん術後の化学療法を行っているため、胃がんの再発の患者様が多くなっています。
また、大腸内視鏡検査で異常がなかった患者様が「初発の大腸がんの疑い」として集計されているため、統計上、病期不明の大腸がんが多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - 28.00 91.20
重症 - 28.60 84.50
超重症 - 52.00 87.67
不明 - - -
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
市中肺炎とは、普段の社会生活でかかる肺炎のことであり、重症度は市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)の重症度分類(A-DROP)により分類しています。この指標は、細菌による肺炎を集計していますので、インフルエンザウイルスなどによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎などは含まれていません。
ご高齢の患者様が多くなっており、地域の高齢化を反映しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 14 77.93 77.57 14.29
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に掲載しています。
令和2年4月に脳神経センターを開設し、急性期の脳梗塞の治療も実施しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 125 0.12 0.98 - 63.61
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 11 0.45 4.09 - 71.91
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
K739-2 経肛門的内視鏡下手術(直腸腫瘍に限る。) - - - - -
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) - - - - -
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に消化器内科における手術を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
内視鏡による大腸ポリープ切除や、胃・大腸の悪性腫瘍の内視鏡手術、消化管止血術を実施しています。
大腸ポリープ切除では日帰りや1泊2日の短期入院が多くなっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7435 痔核手術(脱肛を含む。)(根治手術(硬化療法(四段階注射法によるもの)を伴うもの)) 17 0.00 0.12 - 51.88
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 10 1.10 4.20 - 65.90
K7432 痔核手術(脱肛を含む。)(硬化療法(四段階注射法によるもの)) - - - - -
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 - - - - -
K7462 痔瘻根治手術(複雑なもの) - - - - -
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に外科における手術を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
ジオン注射を用いた痔核手術を多く実施しています。
また、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術や腹腔鏡下胆嚢摘出術などの腹腔鏡手術を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 62 3.00 34.23 6.45 67.68
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 16 8.31 40.19 - 71.81
K0811 人工骨頭挿入術(股) 11 5.27 55.45 18.18 81.09
K0542 骨切り術(下腿) - - - - -
K068-2 関節鏡下半月板切除術 - - - - -
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に整形外科における手術を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
人工関節置換術には、股関節と膝関節の手術を含みます。
脊椎の手術、膝の関節鏡手術、骨切り術も実施しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 90 0.81 0.62 - 76.67
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) - - - - -
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) - - - - -
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) - - - - -
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に眼科における手術を掲載しています。
白内障に対する水晶体再建術を多く実施しています。
また、網膜前膜の手術や、眼瞼下垂症手術なども行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 4 0.28
異なる 2 0.14
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.07
異なる 1 0.07
180040 手術・処置等の合併症 同一 8 0.56
異なる 1 0.07
令和3年4月~令和4年3月に退院された患者様を対象に掲載しています。
予防接種後の副反応のため、手術・処置等の合併症の発生率がやや高くなっています。
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