令和4年度 福岡中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 23 14 35 34 98 132 194 364 226 74
令和4年度に当院を退院された患者様の年齢階級別患者数を掲載しています。
最も多い年齢層は70歳代で全体の30.5%、また80歳以上の方が25.1%となっており、地域の高齢化を反映しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050XX9910X0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 19 2.89 3.04 0 71.74
030250XX991XXX 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 10 2.00 2.03 0 52.50
10007XXXXXX1XX 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 10 26.20 14.28 10.00% 74.10
050130XX9900X0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 - - 17.54 - -
050130XX9900X1 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院 - - 21.26 - -
令和4年4月~令和5年3月に内科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
当院では、狭心症に対する心臓カテーテル検査、睡眠時無呼吸症候群の1泊入院精密検査、糖尿病の患者様の教育入院や血糖コントロールなどの治療を行っています。
また、心不全などの治療後、地域包括ケア病棟において在宅復帰に向けた支援を行っており、長期療養が必要な患者様については療養病棟での受け入れも行っています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010160XX99X00X パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 42.13 18.58 6.67% 75.63
010090XXXXX0XX 多発性硬化症 手術・処置等2 なし 20 17.35 14.51 5.00% 40.10
010080XX99X0X1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2 なし 15歳以上 10 23.20 16.85 10.00% 61.10
010110XXXXX4XX 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 4あり - - 16.50 - -
010155XXXXX00X 運動ニューロン疾患等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 13.13 - -
令和4年4月~令和5年3月に脳神経内科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
当院の脳神経センターでは、脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気を幅広く診療しており、パーキンソン病や多発性硬化症などの神経難病の患者様の診療実績が多くなっています。
また、進行性の疾患の方については、急性期の治療だけでなく、地域包括ケア病棟において在宅復帰に向けた支援や退院先の調整を行っています。療養病棟においては長期療養が必要な方の受け入れも行っており、これらの疾患については平均在院日数が全国平均を大きく上回っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100XX01XXXX 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 102 2.04 2.64 0 62.87
060035XX99X0XX 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし 25 1.08 8.36 0 62.48
060102XX99XXXX 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 18 3.00 7.63 0 63.11
060100XX99XXXX 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし 12 1.00 2.98 0 62.83
050130XX9900X1 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院 - - 21.26 - -
令和4年4月~令和5年3月に消化器内科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
消化器内科では、大腸内視鏡検査を積極的に行っており、大腸ポリープや結腸憩室症の診断が多くなっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060241XX97XXXX 痔核 手術あり 30 1.10 5.46 0 45.77
060020XX9907XX 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 7あり 21 2.81 6.52 0 58.33
06007XXX9905XX 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり 20 3.75 7.70 0 74.00
060235XX97XXXX 痔瘻 手術あり 10 1.10 5.68 0 43.70
060335XX02000X 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 6.93 - -
令和4年4月~令和5年3月に外科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
外科では、日帰り痔核手術の実績が多くなっています。
また、胃がんやすい臓がんなど、消化器系の悪性腫瘍の患者様に化学療法を実施しています。
腹腔鏡下胆嚢摘出術をはじめとした腹腔鏡手術も行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690XX99XXXX 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 36 39.25 20.09 8.33% 78.97
07040XXX01XXXX 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 33 33.12 20.14 3.03% 67.70
070343XX01X0XX 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 14 31.79 20.05 0 73.64
160620XX02XXXX 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 12 11.83 6.84 8.33% 61.92
160800XX01XXXX 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 10 51.00 26.42 20.00% 82.40
令和4年4月~令和5年3月に整形外科を退院された患者様を対象にDPCコードの上位5位を掲載しています。
脊椎、股関節、膝関節の疾患など幅広く診療を行っています。
地域の高齢化に伴い、胸椎・腰椎の圧迫骨折の患者様が多くなっています。手術を実施しない患者様については、装具の作成やリハビリテーション、福祉サービスの調整など、退院後の生活に向けた支援を行っています。
また、急性期病棟で手術後、引き続き当院でリハビリを希望される患者様については、地域包括ケア病棟に転棟してリハビリを実施しており、平均在院日数が長くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110XX97XXX0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 37 2.65 2.63 - 73.84
020110XX97XXX1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 12 3.67 4.67 - 77.25
10007XXXXXX1XX 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり - - 14.28 - -
020110XX99XXXX 白内障、水晶体の疾患 手術なし - - 2.50 - -
令和4年4月~令和5年3月に眼科を退院された患者様を対象にDPCコードを掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
白内障に対する眼内レンズ挿入術の実績が多くなっています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006XX01X0XX 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 15 8.53 7.29 0 78.67
080007XX010XXX 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 10 2.90 3.94 0 61.00
080010XXXX0XXX 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 13.50 - -
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 - - 9.25 - -
070010XX970XXX 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし - - 4.50 - -
令和4年4月~令和5年3月に皮膚科を退院された患者様を対象にDPCコードを掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
皮膚がんや良性の皮膚病変の切除手術を実施しています。
また、うっ滞性皮膚炎や帯状疱疹などの患者様の入院治療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - 35 1 7
大腸癌 - - - - 25 - 1 7
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者様の数を初発の病期分類と再発に分けて集計しています。初発とは、当院において当該腫瘍の診断あるいは初回治療を実施した場合です。再発とは、初回治療後、当院において診療した場合です。
当院では、胃がん術後の化学療法を行っているため、胃がんの再発の患者様が多くなっています。
また、大腸内視鏡検査で異常がなかった患者様が「初発の大腸がんの疑い」として集計されているため、統計上、病期不明の大腸がんが多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - - -
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
市中肺炎とは、普段の社会生活でかかる肺炎のことであり、重症度は市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)の重症度分類(A-DROP)により分類しています。
この指標は、細菌による肺炎を集計していますので、ウイルス性の肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎などは含まれておらず、年間で10症例未満となっております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- - - - -
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
令和4年度は年間10症例未満となっておりますが、脳神経センターでは急性期の脳梗塞の治療も実施しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 102 0.00 0.97 0 62.81
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) - - - - -
K739-2 経肛門的内視鏡下手術(直腸腫瘍に限る。) - - - - -
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) - - - - -
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に消化器内科における手術を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
内視鏡による大腸ポリープ切除や、消化管止血術、胃瘻造設手術、胃がんや大腸がんの内視鏡手術を実施しています。
大腸ポリープ切除では日帰りや1泊2日の短期入院が多くなっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7435 痔核手術(脱肛を含む。)(根治手術(硬化療法(四段階注射法によるもの)を伴うもの)) 15 0.00 0.00 0 49.67
K7432 痔核手術(脱肛を含む。)(硬化療法(四段階注射法によるもの)) 12 0.00 0.17 0 45.25
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 12 5.83 7.67 8.33% 66.17
K7461 痔瘻根治手術(単純なもの) - - - - -
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) - - - - -
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に外科における手術を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
ジオン注射を用いた痔核手術を多く実施しています。
また、腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術などの腹腔鏡手術を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(股)(膝) 37 2.57 31.54 2.70% 69.30
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) 11 5.09 26.55 9.09% 74.73
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 10 3.10 29.40 10.00% 75.90
K068-2 関節鏡下半月板切除術 10 3.20 10.70 10.00% 68.30
K0461 骨折観血的手術(大腿) - - - - -
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に整形外科における手術を掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
人工関節置換術には、股関節と膝関節の手術を含みます。
脊柱管狭窄症などの脊椎の手術、膝の関節鏡手術、大腿骨頚部骨折などの手術も実施しています。
糖尿病や慢性心不全などの基礎疾患をお持ちの方は、手術の前に少し早めに入院していただき、糖尿病・代謝・内分泌内科や循環器内科などと連携して術前管理を行い、合併症の予防に努めています。
手術後のリハビリテーションを紹介元やご自宅の近くの医療機関で希望される患者様については転院の調整を行い、引き続き当院でのリハビリを希望される患者様には地域包括ケア病棟でリハビリを実施しております。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 49 1.27 0.63 0 74.67
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に眼科における手術を掲載しています。
白内障に対する水晶体再建術を多く実施しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 14 1.14 4.21 0 75.21
K0062 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上,6cm未満) - - - - -
K0063 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上,12cm未満) - - - - -
K0051 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) - - - - -
K013-22 全層植皮術(25平方cm以上100平方cm未満) - - - - -
令和4年4月~令和5年3月に皮膚科を退院された患者様を対象にDPCコードを掲載しています(患者数10未満の場合は“-”(ハイフン)を記入しています)。
皮膚がんや良性の皮膚腫瘍の手術を実施しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
令和4年4月~令和5年3月に退院された患者様を対象に掲載しています。
各傷病に対する患者数は、年間で10症例未満です。
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