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お知らせ2025年09月09日NEW

臨床研究におけるデータ公開(オプトアウト)/外来心臓リハビリテーションを継続できた女性患者の語りにみる継続支援のあり方:SCATを用いた質的研究

 
研究課題名
「外来心臓リハビリテーションを継続できた女性患者の語りにみる継続支援のあり方:SCATを用いた質的研究」
 
倫理審査担当
福岡国際医療福祉大学倫理審査委員会
 
承認日
西暦2025年8月22日
 
承認番号
25-TG-011
 
研究の対象
対象:2025年5月時点において、福岡中央病院にて外来心臓リハビリテーション(以下心リハ)の算定日数(150日)を超えて継続している外来女性患者で、インタビューが可能な心身状態であり、主治医、心リハ担当医の許可を得ている方11名
年齢層:76歳~93歳
 
研究目的・方法
1)目的
心リハは心疾患患者の予後の改善に重要な役割を果たしますが、長期継続率は高いとは言えません。とりわけ、高齢者や女性における参加・継続率の低さは国内外においても共通した課題とされています。しかし、これらの要因に該当しながらも、福岡中央病院には心リハを長期にわたり継続できている女性の方が一定数存在します。本研究では、心臓リハビリテーションを継続されている患者さんを対象に、お話(語り)を通して、継続に至ったきっかけや背景、続けるうえでの気持ち(モチベーション)、ご本人が「支えになった」と感じていることなどを探り、それらに込められた意味や、特徴的な体験をまとめることを目的としています。

2)方法
1対1でのインタビューを行い、得られた情報から質的分析を行います。
①認知機能テスト
インタビューをお願いするにあたり、お身体やお気持ちのご負担がないかを確認するために、簡単な質問を通して、記憶や注意力など現在のご様子を一緒に確認させていただきます。もし、この確認を希望されない場合や、ご参加の条件に当てはまらないと判断された場合には、無理にお願いすることはありません。その際は、インタビューは実施せず、本研究の対象とはいたしません。

②1対1のインタビュー
内容は、継続的に外来心リハへ通院している背景や継続にあたり支えとなった要素、通院における困難さとその克服方法などについてお話しいただきます。
1回のインタビューで終了予定ですが、必要に応じて追加でお話を伺う可能性があります。インタビュー音声は録音機により録音いたします。もし体調やご負担が気になる場合は、無理のないように、数回に分けて行う予定です。

③その他の情報収集
継続動機に影響を与える背景要因として以下の内容をカルテから収集します
年齢、性別、婚姻状況、同居人数、職業、疾患名、併存疾患の有無、通院方法、医療費自己負担割合、心リハ歴、認知機能テスト(過去3カ月以内の検査結果)等

3)研究の期間:倫理審査承認後〜2027年3月末日

4)場所:福岡中央病院
 
研究に用いる試料・情報の種類
年齢、性別、婚姻状況、同居人数、職業、疾患名、併存疾患の有無、通院方法、医療費自己負担割合、心臓リハビリ歴、認知機能テスト、面接からの情報(継続的に外来心リハへ通院している背景や外来心リハを継続するにあたり支えとなった要素、通院における困難さとその克服方法)等
 
お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することができますのでお申出ください。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

 
本研究に関するお問い合わせ(本研究への協力に同意されない場合を含む)連絡先
研究実施代表者
所属:福岡国際医療福祉大学大学院 保健医療学研究科 理学療法学分野
住所:福岡市早良区百道浜3丁目6−40
氏名:藤井日名子
E-mail:25M0007@s.takagigakuen.ac.jp
研究責任者(当該研究機関における研究の実施に責任を負う者)
所属:福岡国際医療福祉大学大学院 保健医療学研究科 理学療法学分野
住所:福岡市早良区百道浜3丁目6−40
職名:教授
氏名:森田正治
電話:090-2396-9752
E-mail:morita@ihwg.jp